クリスマスシーズンの“香り”
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2020.12.14
クリスマスシーズンの“香り”

12月。
カレンダーは今年の終わりを知らせている気がして、仕事や約束や決まった用をとにかく年内に終わらせたい!という気持ちになってしまう…
師走のこの気分というのは、習慣、いや条件反射でしょうか。用があってもなくても、きっと気ぜわしい。
そんな、駆け足で時間が過ぎてしまう気がするこの12月ですが、私にとっては、忙しくてもなんでも楽しみたい!という月でもあります。
それは… クリスマス、と言いたいところですが厳密にはクリスマスそのものではなくて、この時期に特有の”香り”が好きだから!
クリスマスツリーやリースに使われるモミやヒノキといった針葉樹の香りが好きなのです。
深呼吸したくなるような、清々しい香り。
街にクリスマスツリーやリースが飾られるこの時期は、そこに時折オレンジピールやレモンピールなどの柑橘類の香りが混ざる。方々で美しいデコレーションとそんな香りを楽しめて嬉しくなります。

では、家でも本物のツリーやリースを楽しんでいるかというと、それがそうでもないのです。
それは2019年の春から我が家に2匹の猫たちがいるから。
ちょうど1年前は、1歳にならないうちに引き取った保護猫2匹が、我が家で過ごす初めてのクリスマスシーズンでした。
私は猫を飼うのは初めてで、かじっちゃったり倒しちゃったりしたらどうしよう、と考えたらツリーやリースを飾るなんてハードルが高すぎて、ナシ。当然、目を離せなさそうなキャンドルも、ナシ。
もちろん、人がいる時だけ出せば良いのでしょうけれども、片付けるのを忘れるのが気になるので、ナシにしておくのが一番安心。
というわけで、ないない尽くしのクリスマスシーズンにしたのでした。
なんとも小心者の飼い主です。
今年は2歳になっている猫たちですが、まだまだ毎日、家の中で運動会を繰り広げます。当然、今年もツリーはお預けです。
いつかリフォームしてツリーや花を飾れる場所を作りたい…。
シナモンLover

そして、この時期ならではの楽しみな香りは、もう一つあるのです。
それは「クリスマス・スパイス」と呼ばれるスパイス類。
名前を挙げると、シナモン、クローブ、ジンジャー、ナツメグ、アニス、など。
ヨーロッパの伝統的なクリスマスの焼き菓子に使われるスパイス類で、日本だと「ジンジャーマンクッキーの香り」というとイメージしやすいでしょうか。
この香りを嗅ぐと、このスパイスに必要な背景として、冬の冷たい空気と雪が「素敵な季節」のイメージで立ち上がってきます。
そもそも、シナモンが好きなのです。
最初にシナモンを知ったのはいつだったか…
小学生のときに母と行ったドーナツショップで食べたシナモンドーナツ、だったでしょうか。
それ以来、ドーナツはシナモンフレーバーを選びます。シナモンドーナツにチャイ、なんていう、シナモン&シナモン(&その他スパイス)というスパイスミックスも大好き。
ではクリスマス・スパイスは、というと、特別な記憶はないのですけれども。
高校生の頃からシナモンフレーバーのスイーツや輸入菓子を見つければ試してみる、というのを繰り返すうちに、自然と冬にはクリスマス・スパイスを楽しむようになったのだと思います。
季節を問わず「シナモンの摂取量多め」ではありますが、この重厚で華やかなスパイスのブレンドは特別感があって、やはり毎年味わっておきたい・・・
と理屈をつけて、今年も各所から発売されるドリンクやスイーツのチェックをしています。
パフュームでも満喫します
そんな、クリスマスシーズンの香りは、身体につけるコロンやソリッドパフュームでも楽しめます。
針葉樹系、スパイス系のそれぞれお気に入りのブランドがありますが「いつもの」でなくても、この季節に限定販売されるブレンドがあったりするので、クリスマスの飾り付けが始まると、香水売り場でチェックするのを毎年の恒例にしています。
香りは脳に伝わるスピードが早く、心身に効果があるといいます。
私の場合は、寒いのは苦手なのにも関わらず、針葉樹の潔い香りとスパイスの温かみのある香りで「冬って最高!」と思えるという、これはもう一種の寒さ対策とも言える。笑
まだまだ寒い日が続くはず。しばらくは目いっぱい楽しみます!
投稿者プロフィール

宮本良子(Ryoko Miyamoto)
TVCM、PR番組プロデューサー。4人家族+保護猫姉妹2匹のマンション暮らしです。好きなものは、児童書、紅茶、スコーン、クラシックカー。英国でティーハウス巡りをするのが当面の夢です。
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