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池袋でタイムスリップ!時空を超える場所「自由学園明日館」でノスタルジックな気分を味わう

Town

2021.01.13

休日見学は月1のみ、池袋なのに非日常な空間「自由学園明日館」

私は国内、海外問わず旅をすることが好きなのですが、なかなか旅行に行くのはお金も時間もかかりますよね。

実際に旅行に行けるのは年に数回。

簡単に旅行に行けない代わりに、気軽に非日常な体験が出来る現代美術館に行くことは私の趣味でもあります。

そんな私の趣味、「旅行&美術館巡り」に共通する“非日常な空間”が、なんと池袋駅からたった徒歩7分の場所にあったんです。

こんな場所、知らなかった!


今回は大人向けのおでかけスポットになりますが、「自由学園明日館(じゆうがくえんみょうにちかん)」の歴史も一緒にご紹介していきます。

 

 

 

JR池袋駅メトロポリタン口を降り、駅前に立ち並ぶビルを抜けた後、こんなに静かな場所が駅からすぐにあったのかと思う位の住宅街に入っていきます。

見学料は大人400円・子供(中学生以下)無料
喫茶付見学は大人600円・子供(中学生以下)200円

私は喫茶付見学をおすすめします。
理由は後程。
 

見学時間は、なんと休日見学出来る日が月に1度しか設定されていないんです。
そんな場所、なかなか聞かないですよね。

なぜなら週末は結婚式の会場として利用されることが多いから。
平日も必ず見学可能ではなく、日にちによって見学が出来ない日もあるので、訪れる際には必ず公式ホームページをチェックしてみてください。
 

なかなか簡単に入れない場所に一体どんな魅力が広がっているのか、ちょっとわくわくしてきますよね。

 

重要文化財「自由学園明日館」の歴史を知る


「自由学園」創立者の羽仁もと子(はにもとこ)は日本で女性初の新聞記者。

夫の羽仁吉一(はによしかず)と一緒に「婦人之友社」という出版社を作り、その後「自分の子供を入れたいと思うような理想の学校を作ろう!」という情熱で女学校を作ることを決意。

自由学園は、羽仁夫妻により1921年に女学校として設立されました。

 

自由学園の教育理念のすごいところが、大正時代とは思えないほど未来志向なところ。

「自分で考えて行動出来る人を作る場所。」

知識をつめこむのではなく、新しい教育を実現するために作られた学校で、生徒に自ら昼食を調理させるなど生活と結びついた学びが出来る学校として誕生しました。
 

令和を迎えた現代であっても、“言われたことはマニュアル通りに出来る”が“自分で考えて行動をしていく人”は本当にすごく少ないことを私は実感しています。

約100年前にも関わらず、そういった教育理念で学校が建てられたことに対して、私は当時からそういった考えの人もいたんだと知るきっかけになりました。

100年経って、ようやく「自分で考えて行動が出来ることが大切なこと」だということが、ゆっくりと今の時代にも広がってきているんですね。

 

建築工費をかけずに、独特のデザインで素敵な空間演出を設計

そんな教育理念の自由学園。

「明日館」の建築家は「フランク・ロイド・ライト」という世界的に有名なアメリカ人建築家と助手の遠藤新(えんどうあらた)が設計に携わりました。

旧帝国ホテル設計のために日本に来ていたライトは、羽仁夫妻の教育に対する思いを聞き、喜んで設計を引き受けます。
 

写真の場所は「明日館」の顔ともいえるホール部分。

天井が高く、教会のように大きな窓からはたっぷりと光が入り、なんだか精神が統一されるような場所。

この場所に生徒は集まり、毎朝の礼拝を日課としていました。

ライトは限られた建築工費のなかでいかに空間を充実させるかを考え、建物全体を幾何学模様に統一。

ホールの窓には高価なステンドグラスを使用する代わりに、木製の窓枠や桟を配置して工費を低く抑えつつユニークな空間構成を作りました。
 

たくさんのお金をかけなくても、空間はいくらでも素敵に演出が出来ること。

逆にお金がかかっていても、素敵なモノは生まれるとは限らない。
 

ライトの建築はそんなことを私たちに間接的に教えてくれているような気もします。

 

 

建築の特徴は高さを抑えて水平線を強調した屋根、窓やドアなどをはじめ多用されている幾何学的デザイン。

建物の中に入ると床の高さを少しずつ変えた部屋を連続させた空間構成など、これらの作風がライトの典型的な建築として重要であると評価され、「自由学園明日館」は1997年重要文化財に指定されました。
 

現在では結婚式、コンサート、展示会、公開講座など、多くの人が利用しつつ「使いながら保存する文化財」として愛されている場所なのです。

 

池袋散策に疲れたらほっと一息出来る場所

喫茶付見学のチケットを購入すると、当時食堂として使われていたお部屋でコーヒーとお茶菓子のセットを頂けます。

息子はりんごジュースとお茶菓子を頂きました。

当時の食堂の様子を想像しながら、外の景色を眺めつつ、ゆったりとした午後の時間を過ごすのもなかなか粋な大人の時間の過ごし方。
 

今回のコラムで載せた写真も加工はしておらず、ほとんどそのままの色や明るさで撮影しています。

11月の15時に訪れましたが、閉館時間近くなると見学する方も少なくなってくるのでより静かに過ごせるかと思います。
 

足を運ぶ際は必ず見学時間を確認してくださいね♪


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自由学園明日館
https://jiyu.jp/
東京都豊島区西池袋2-31-3
℡03-3971-7535
時間 10:00~16:00(休日見学日~17:00)
休館日 月曜(祝日の場合は翌火曜)、不定休有、HP等で要確認
料金 見学のみ 400円、喫茶付見学 600円
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投稿者プロフィール

すず

インスタグラマー・Webライター・SNSコンサルタント
インスタグラムで暮らしに役立つ情報発信中。
電子書籍noteの販売数は累計2000部を超える。
2019年パートを退職し独立&シングルマザーに。
stand.fmでの音声配信「すずのなんでもラジオ」は多くの主婦と発信者の方から共感を集めるチャンネルに成長中。

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